
セスキ炭酸ソーダとは?なんだろう?
重曹と何が違うのかな??

セスキ炭酸ソーダは、お掃除やお洗濯に色々使えて便利なアルカリ剤よ!
重曹とおなじアルカリ性だけど、性質がすこし違うの。
詳しく説明するね!
セスキ炭酸ソーダって、よく聞きますよね。
セスキ炭酸ソーダと重曹の違い、なんだかよくわからないな。。。という人も多いと思います。
ここでは、セスキ炭酸ソーダと重曹の違いと、
効率よくお掃除や布ナプキンの洗浄にもつかえる節約&効率的なナチュラルクリーニングもご紹介します!
重曹と、炭酸ナトリウムの違いについてはこちらの記事から御覧くださいね!

自己紹介 わたしはバリ島に住むさっちんと言います。 日本の大学では、家政学を勉強していました。 バリに移住してから、下水などのインフラが整っていないのに、 バリの人々は合成洗剤などを普通に使っているのを見て これはまずい。と思い、バリ島で手作りせっけんを作って販売しています。 バリもそうですが今は世界全体が環境を守る動きになってきていますよね。 少しでも、地球をきれいに使いたい、そんな思いでこの記事を書いています。
セスキ炭酸ソーダとは?
セスキ炭酸ソーダとは、アルカリ性で、「炭酸ソーダ」と「重曹」を半分ずつ合わせたもので、
ちょうどその中間に位置するものです。
炭酸ソーダは、セスキ炭酸ソーダより、すこしアルカリ性が強くなり、
重曹は、セスキ炭酸ソーダよりも、すこしアルカリ性が弱くなります。
アルカリ性はHPで示されますが、5%の水溶液にしたところ、
セスキ炭酸ソーダのPHは、9.6 ~ 10 になります。
重曹は、8.2 、 炭酸ソーダは11.3 ほどになります。
PH の値は 0〜14まであり、7の中間は中性になります。
セスキ炭酸ソーダは何からできてるの?
セスキ炭酸ソーダは、重曹(炭酸水素ナトリウム)に熱を加えたもの。
または水酸化ナトリウムに二酸化炭素を加えてできるものがあります。
どちらも、自然に存在するものから作られているので、
お掃除で水に流しても、環境に負荷をかけにくい、ということになります。
セスキ炭酸ソーダと重曹との違いは?
セスキ炭酸ソーダと重曹の違いってなんだろう?
実はセスキ炭酸ソーダは、重曹を使って作られているのです。
先程も説明しましたように、炭酸ソーダと重曹を一緒にしたものが、
セスキ炭酸ソーダです。
重曹は、セスキ炭酸ソーダよりも弱いアルカリ性を持つものです。
重曹って何からできているの?
重曹の本当の名前は、炭酸水素ナトリウム(重炭酸ソーダ)。
食塩を電気分解したものに、二酸化炭素を加えてできます。
塩と二酸化炭素からできているということは、
分解すると、自然界に普通に存在しているもの、ということになります。
そのため、掃除に使っても、環境に負担が少ない、と言われているんですね。
重曹はその結合の形から水に溶けにくい性質がありますので、
お洗濯などには溶けにくいため、向いていません。
溶けにくい性質を利用して、研磨剤として使用したりする場合があります。
セスキ炭酸ソーダを使ったお掃除例
セスキ炭酸ソーダを使ってお掃除をしてみよう。
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性です。
アルカリ性だと、どうしてお掃除に向いているのでしょうか?
それは、私達の出す汚れは、ほとんどが酸性の汚れだからです。
人間の皮脂汚れ、どろんこ汚れ、血液、食べこぼし、油汚れは酸性の汚れ。
酸性の汚れには、アルカリ性のものを使うとよく落ちるんです。
だから、セスキ炭酸ソーダを使って、お掃除やお洗濯ができるというわけです。
セスキ炭酸ソーダを使ってお洗濯
セスキ炭酸ソーダを使ってお洗濯をする場合は、
つけおき洗が有効です。
洗面器1杯の35〜40度程度のぬるま湯に、セスキ炭酸ソーダを大さじ1程度入れて溶かし、
黄ばみや黒ずみが気になる洗濯物をつけ置きしておきます。
(1時間以上はつけおきしましょう)
軽く洗いでから、洗濯機で洗えば、スッキリあらえます。
頻繁に、つけ置きをしておくと、だんだん黒ずんだりきばんでいた洗濯物が
スッキリきれいになっていきますよ!
ぜひ毎日のお手入れに、お使いください。
こちらの記事は、炭酸ナトリウムでナチュラルクリーニングのお掃除を説明しています。
セスキ炭酸ソーダも同じように使えますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。↓

セスキ炭酸ソーダを使ったお洗濯【布ナプキンの洗浄に便利】
セスキ炭酸ソーダには、汚れを落とすだけではなく、臭いを消す効果もあるのです。
布ナプキンを愛用しているわたしにとって、炭酸ソーダはなくてはならないものです。
これを使って洗うと、不思議と臭いはなくなり、きれいな状態を保つことができるのです。
布ナプキンのお洗濯方法について、まとめた記事がありますので、
ぜひこちらをお読みください。


セスキ炭酸ソーダと重曹の違い まとめ
セスキ炭酸ソーダと重曹の違いについて、おわかりいただけましたか?
もともとは、同じものからできているけれど、
それぞれの特徴がありますね。
どちらとも、環境に負担をかけにくいナチュラルクリーニングに向いています。
お洗濯には、セスキ炭酸ソーダのつけ置き洗が効果的です。
また、汚れや臭いだけでなく、漂白効果がある、過炭酸ナトリウムも合わせて使っていくと
よりきれいな状態を保つことができますよ!関連記事の方を是非お読みくださいね。
>>タオルや衣類を長持ちさせる洗い方 ナチュラルクリーニング
>>まだ知らないの?ナチュラルクリーニングの洗濯方法教えます!
日本は下水処理が発達してるから大丈夫、なんて思ってる方、
合成界面活性剤について、よく知っておいたほうが良いです。
環境をなるべくきれいに保つには、私達一人ひとりの努力が必要です。
ナチュラルクリーニングは、実は合成界面活性剤を使うよりも、汚れがよく落ちて、しかも経済的です。
なんだ、ナチュクリにすれば、カンタンきれいじゃん!とういことなんです。
ぜひ皆さんも今日から実践してみてくださいね。