
ナチュラルクリーニングで、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)って
どうやって使うといいのかな?
すごくキレイになるし、便利だっていうけど。。。。
使い方が、わからない。

大丈夫!炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)を使えばあっという間にキレイにお掃除終わっちゃうよ!
使い方と、ポイント、説明するね!
今回は、大掃除に大活躍の炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)の使い方を徹底解説します!
炭酸ナトリウムは、環境に優しいお掃除用の素材の一つ。
炭酸ナトリウム以外にも、重曹や過炭酸ナトリウム、クエン酸などもあります。
その中でも、アルカリ性が強く、油汚れに強い炭酸ナトリウムをどのように使うと
効率的にお掃除ができるのか、どうして油汚れに適しているのか?
というお話も一緒にしていきます!

ナチュラルクリーニングで大活躍!炭酸ナトリウムの特徴
*炭酸ナトリウムは水に溶けやすく粉末の状態では匂いはありません。
(セスキ炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムよりすこしアルカリ性が弱いです。
セスキ炭酸ナトリウムと同様に、使用してもらっても構いません。
ただし、炭酸ナトリウムのほうがアルカリ性が強いので、お肌を守るために
手袋を着用して使用することをおすすめします)
*化学式は2NaHCO3 で、PHは約11〜12で強めのアルカリ性なので、
素手で触ると、肌が痛む事があるので、必ず手袋を着用して仕様してください。
*お湯に溶かして時間が経つと多少匂いがしますので、あまり長時間放置しないほうが良いです。
(つけ置きは半日程度)
*また、タンパク質などを分解する特性があるので、シルクやウールなどの動物性の繊維や革製品、毛皮などには使用できません。
炭酸ナトリウムの使い方
炭酸ナトリウムは、アルカリ性強く、油よごれのもとになる、脂肪酸を溶かす作用があります。
そのため、皮脂汚れ、垢汚れなどを落とすのに非常に便利なのです。
洗濯ものとしては、シャツの黄ばみ、タオルの黄ばみ、黒ずみ。
キッチンでは、コンロや換気扇周りの油のベトベトよごれ、冷蔵庫の手垢などの汚れ落としに向いています。
洗濯の助剤として
洗濯洗剤だけでは、落としきれない皮脂汚れを、炭酸ナトリウムが分解してくれます。
襟や袖口、脇の下などに黄ばみができてしまった汚れは、垢や皮脂がこびりついてできたものです。
このような汚れには、つけ置き洗いをしておくのが良いでしょう。

*注意:洗濯ものは、木綿や麻、ポリエステルなどのもので、
ウールやシルク、革製品には使えませんので気をつけてくださいね。
シャツなどの黄ばみを 炭酸ナトリウムを使って落とす
30L のぬるま湯(約40℃)に対して、炭酸ナトリウムを20gほど入れて溶かし、
その中に、衣類を入れて2時間ほど放置します。
軽くすすいだら、洗濯機に入れて普通に洗濯できます。
まだ汚れが落ちていない場合でも、何度かこの過程を繰り返していくうちに汚れはどんどん取れていきます。
今すぐ、落とす!という場合は、
つけ置き洗いのあと、石鹸と歯ブラシを使って、気になる黄ばみの部分をこすり洗いします。
この時、お湯を使って洗うと効果が増します。
*注意:必ず手袋を着用して行ってください。

タオルの黒ずみや黄ばみを防ぐ
お気に入りの白いタオルなど、洗っていくうちにどんどん色がくすんでいってしまったりしませんか?
しつこい汚れが付く前に、きれいな状態をキープしておきたいときにも、
炭酸ナトリウムは効果を発揮します!
毎回、洗濯のたびにつけ置きすれば、良いのですが
すこし面倒な時は、2,3回に一度、つけ置き洗いをしておくだけで
黄ばみや黒ずみを防ぐことができます。
つけ置き洗の手順は、上の手順と同じです。

洗濯機の掃除として
私は炭酸ナトリウムは、この洗濯機の掃除用に愛用しています。
それというのも、この汚れ落としの効果がすごすぎで、驚くからです!
洗濯機の中は、衣類についた皮脂汚れや油汚れ、そして石鹸カスなどがこびりついています。
洗濯で衣類をキレイにしたつもりでも、洗濯槽が汚れてしまっていたら、
あまりスッキリ洗い上がりませんし、
洗濯物のカビの原因などにもなってしまいますので、
ぜひ1ヶ月に一度程度の定期的な洗濯槽のお掃除をおすすめします。
また、炭酸ソーダでお掃除すれば、安価で気軽にできますし、環境に負担が少ないため
気兼ねなく、お掃除ができますよ!
洗濯槽のお掃除方法
全自動の洗濯機なら、おそらくある「タブクリーニング」というボタン。
これを選択して、スタートすると、タブの一番上までお水が満たされます。
そして、何回か回したあと、7時間後までそのままの状態で、
最後にまた回して、水で洗いでくれる、全自動で洗濯槽をキレイにしてくれるシステムです。
このシステムを選んで、炭酸ソーダを250gほど投入します。
お水が出てきますが、できれば温かいほうが効果があるので、自分でお湯を足しても良いし
お風呂の残り湯などが使えればなお良いです。
数時間後、見てみると、汚れが酷い場合は、ぷかぷか垢のような塊の汚れが
上に浮いている場合があるので、
ストッキングとはりがねハンガーで作ったネットで、すくい上げて置くと
あとでお掃除が楽になります。
タブクリーニングのメニューが終了した後に、洗濯槽をチェックしてみてください。
まだ、洗濯槽に汚れが残っている場合は、もう一度繰り返し行って置くと良いです。
汚れが残っている状態で、衣類を選択してしまうと、衣類に垢のような汚れがくっついてしまいます。
埃取りのネットも、定期的にキレイにしておくと、
洗濯物がスッキリとキレイに洗えます。
*私の洗濯機掃除の裏技 メーカーにより違うと思いますが 我が家の洗濯機は、一番下の羽の部分を取り外しができます。(ドライバーを使いますが) (注意:コンセントを外して行います。) 羽の真ん中の部分に小さな蓋がありますが、マイナスドライバーなどで取り外すと、 中にネジが見えますので、それもドライバーで取り外します。 その後、羽全体を上に持ち上げるように取り外すと簡単に取れます。 羽の裏にはたくさん汚れがコビリついていますので、これを歯ブラシなどを使ってキレイにします。 キレイになったら、元通りに設置して、試運転をしてみます。 異常音などなければ、大丈夫です。 これをすると、かなり洗濯槽はスッキリとしてきます。 ただし、メーカーによっては、仕様が異なるため、十分に注意して行うことです。
排水口、風呂釜のお掃除
洗濯槽と同じように、皮脂よごれが周りにコビリついてしまうのが、排水溝や風呂釜の中。
こちらも、炭酸ナトリウムを使ってスッキリキレイにできます!
風呂釜のお掃除
お風呂にお湯を張り、250gの炭酸ソーダを入れて、溶かします。
40℃くらいまで、追い焚きをして2時間〜6時間放置します。
その後、数分程度追い焚きをして、お湯を捨て、シャワーですすぐと、スッキリキレイになります!
排水溝のお掃除
キッチンや、お風呂の排水溝に、炭酸ナトリウム200g程度入れて、ぬるま湯を500〜1000cc流し込みます。
2時間以上放置してから、お湯で流すと、スッキリとキレイになります。
入り口付近、歯ブラシなどで擦るとよりキレイに汚れが落ちます。
洗面所などの小さい排水溝は、炭酸ナトリウムの分量を半分にするなど、調節して行ってみてください。
キッチン周りの掃除
キッチンの油汚れは、お風呂の垢やタンパク質の汚れとはまた違って、
ベタベタのしつこい油です。
炭酸ナトリウムは、お湯に溶かして油汚れにつけると、油と反応して、一種の石鹸に変化します。
石鹸に変化すると今度はそれが周りの汚れを落とすというシステムです。
コンロ、換気扇など油汚れの落とし方
キッチンまわりの壁は、
炭酸ナトリウムをお湯で溶かしたものを、キッチンまわりの油汚れに吹きかけ、
拭き取ってください。
コンロや換気扇などは、つけ置きできるものは、ぬるま湯2Lに対し、20〜30gの炭酸ソーダを溶かし
2時間程度つけ置きして、その後、重曹などを使ってこすり洗いをします。
ぬるま湯を使ってこすり洗いをすると、より効果が現れます。
この時、アルミなどの素材については、炭酸ソーダを仕様するのは避けてください。
アルミが白っぽく腐食してしまう恐れがあります。
キッチンの床や冷蔵庫の拭き掃除
キッチンの床が油汚れでベタついていたり、冷蔵庫の周りや、中が汚れている時も
炭酸ソーダをお湯に溶かして、柔らかい布を使って拭き掃除をしてください。
スッキリとキレイになります!
ぬるま湯2Lに対して、炭酸ソーダ20〜30gが目安です。
これも、必ず手袋を着用してください。
一度拭いた後、水ですすいだ布で、さらに拭いてあげるとスッキリとします。
まとめ

炭酸ソーダの特徴を理解すると、どんな場所のどんな汚れに適しているのか
わかりやすいと思います。
炭酸ソーダによく似ているものとして、重曹がありますが
重曹は、炭酸ソーダよりも、水に溶けにくいのですが、溶けにくさを利用して、研磨剤として使うこともできます。
また重曹をお湯に溶かすと、炭酸ソーダと同じくらいのアルカリ性になります。
ほか、酸素系漂白剤の、過炭酸ナトリウムがありますが、
こちらも、炭酸ナトリウムの使用法と同じように使っていただいても構いません。
(ただし、塩素系のものと混ぜて使用すると危険です)
炭酸ナトリウムの効果に加えて、漂白作用が期待できます。
これらの特徴をうまく掴んで、ぜひお掃除を楽しんでくださいね!
