シングルマザー差別体験 〜バリの生活〜

シングルマザー  差別体験 シングルマザー

差別、と言うと一見あまり自分にとってはあまり関係のないものだと思われる方も多いと思います。

しかし、昨今ではテレビでアメリカから始まり、世界中で主張されている黒人の差別をなくそうと言う

運動も広まりつつあります。

私はバリに住んで20年経ちますが、見た目は色白の日本人。(時々中国人や韓国人にと思われることも。。。)

そんな容姿だからこそ体験したいろいろな事があります。

 

差別の体験

差別を受けた体験

子供がいじめられる

子供が日本人とバリ人のハーフになるので、

我が子二人とも、日本人よりの顔立ちをしていて、バリ人からみたら、色白な方です。

すると、呼び名が「ジャパン」と言われたり、

バリの習慣について「知ってる?」とわざと聞かれたり、

長男にとって、中学生から高校生の思春期は、この問題がとても大きかったようです。

毎日、暗い顔して学校へ行っていましたが 、

学校の出来事はほとんど話してくれませんでした。

今ではもう19歳になり、日本の大学へ進学して、のびのびと生活しています。

時が過ぎれば、ある程度の嫌なことも、笑って思い出すことができるようになるのですね。

 

学校の友達にお父さんのことを聞かれる

学校で、とありますが、

いろんな場面で、父親についてのことを聞かれるのがバリです。

と言うのも、バリは男社会。お父さんの住んでいる村がどこか、

お父さんはどんな仕事をしているのか、など母親のことはあまり聞かれませんが

例え離婚していると知っていても、

お父さんの出身や名前を聞く習慣があります。

それも、男の人は、代々その村から離れることはなく、

男性は全て家を相続して住み続けていくため、

男性の名前と出身の村を聞けば、ほとんどの人は素性がわかる、と言う仕組みなのです。

しかし、その習慣のために、父親のことを聞かれるたびに、

嫌な思いをしています。。。

 

シングルマザー は 子供の属する場所がない

各村のバンジャールと言う組織は、基本的に結婚している家庭をもつ夫婦が入るものです。

そのため、離婚している場合は、バンジャールには属しません。

すると、その子供もお祭りごとや、村の行事に参加することもなくなり

自然とその地域の人たちとの繋がりが薄れていきます。

どこにも属さない、でもバリ人としていなければならないと言う

なんとも宙ぶらりんな感じです。

 

私自身も、バンジャールに属していないため、

(身分証は、そこのバンジャールになっていますが)

選挙カードが来ないと言うのは、毎度のことです。

最近では、新型コロナウイルスの影響で、各家庭に配られたお米や卵、お金なども

私の元には届いていません。

これって、差別なのかな、とは思うのですが、

外国人でもあり、シングルマザー でもあり、声をあげるには非常に弱い立場のため

もうそのまま放ってあります。。。

サインはお父さんにもらってください

息子の場合中学は、地元の公立中学に入りました。

息子が、学校からもらってきた成績表に

親のサインが必要と言うことだったのですが、

学校側から、父親のサインをもらってきてくださいと言われたそうで

父親にサインをもらいに行きたい、とせがまれました。

しかし、

養育費も払わず、子供の面倒もみていない父親に、

いざと言う時だけ、親づらしてサインをしてもらうなんて、

私にはどうしても許せなかったのです。

 

私が子供たちを育てているのだから、私がサインするのが当然と

子供にも言い聞かせ、もし文句を言われたなら、私が先生と話をするとまで

熱く語りながら、子供の成績表にサインをしました。

その後、特に問題なく、無事卒業しましたが。。。。

先生にとっては、「男親」がサインをするのがノーマルだから

とう理由だけだったのですね。。。

差別体験 中学生

あだ名

中学生くらいなら、たいていの子供はあだ名を付けられますよね。

悪気はないのでしょうが、うちの息子のあだ名は「Jepang /ジュパン」でした。

でも本人はそれがすごく嫌だったそうです。

バリ人との間にどんどん溝ができてきてしまいました。。。

 

高校卒業するまで、

通りすがりの人に顔をみられるのが嫌だと言うまでになりましたが

日本へ行った今、そう言うことはなくなったようです。。。

 

周りのバリ人の子供たちからしたら、

日本人の顔しているなら、あだ名はJepangで何が悪い、と思うのでしょうが。。。

「差別」にいての意識はまず社会の中にはびこっているものがあるインドネシアですから、

そこを覆すことは。。。。この国ではまず無理だと思います。

日本人だから

日本人みたいな顔しているから、

少し目立つのがいやで毎日学校へ通う時間がとても嫌だったと息子は言っていました。

しかも、私が学校まで送るのも、日本人である母親の顔を同級生にみられるのが嫌だったようで

送ってから「行ってらっしゃい!」と声をかけても、聞こえてないように無視をされるのが普通でした。

今思えば、外国人の親に学校まで来られるのが恥ずかしかったんじゃないかな、と思うのでした。

息子にまで突き放されて、私は少し傷つきましたが、息子も傷ついていたんですね。。。

シングルマザー  差別体験

シングルマザー の立場は弱い

バリ人の配偶者がいると、

書類や何かの許可の手続きをする際にも、結構スムーズにいくのが普通です。

しかし、バリ人の配偶者もおらず、離婚歴がある外国人女性ともなると、それはそれは、「いばらの道」でした。

最初に、離婚の手続きをする時だって、セクハラの嫌がらせを何度受けたことか。

インドネシアでは離婚した女性を軽くみる習慣があるので、

最初から「自分は離婚している」と言うふうに相手に伝えると

誤解される恐れもあるほどです。気をつけないと。。。。ですね。

 

私が外国人だからうける差別

バリの社会は、先ほど述べたような代々男性が同じ場所にすむ風習があるため

よそ者は受け付けない風習があるのが事実です。

これを差別、と呼ぶのか分かりませんが・・・。

とても人懐こい性格のバリ人ですが、

それは、ツーリストに対しての表向きの顔です。

実際に自分たちの生活の中に入り込んでくる外国人に対しては

「タム(直訳で「お客さん」)」と呼びます。

お客さん、と言う意味で使う場合もありますが、

最近の私の感覚では、どちらかと言うと差別的な意味で使われていることも多いと思っています。

タム=よそ者

と言う意味です。

元々、そこに住んでいないし、ルーツも持っていないので、

よそ者であることには間違いないので、

そこは、受け入れることにしています。

 

これは差別なのか?

日本のテレビなどで、最近差別について取り上げる番組も増えてきました。

その中で、思った内容ですが、

日本で生まれ育った見た目はアフリカ人、もちろん日本で生まれ育っているので日本語ペラペラ。

レストランでメニューを出されて読んでいると、ウエイトレスさんが気を利かせて、

「英語のメニューもございますので」と持ってきてくれました。

それを「こう言うことがいつもあるので、気を使うのでめんどくさいです」

と言っていました。。。

 

ウエイトレスさんは、親切心から気を利かせて英語のメニューを持ってきてくれたのに

それに対して「めんどくさい」。。。

 

しかも、それは差別ではなく見た目が外国人なのだから、

当然親切心から、そのようにしただけのことだと思います。

私も、バリではインドネシア語を話しますが、時々英語や、日本語で話しかけて来る人もいます。

そこで、私はインドネシア語の方がよくわかると伝えても、どうしても英語になってしまう人もいます。

いちいちそれにめんどくさいことだ。と考えたこともありません。

相手は、気を遣って母国語からわざわざ別の私の言葉に近づけ用途努力をしてくれているのですから。

 

私は、見た目はどうしたって日本人です。

この私の顔をみて、いきなりインドネシア語でネイティブに話しかける人はほぼいません。

そう言うことから、相手が起こす当然の反応を「いちいちめんどくさい」

と言う日本生まれの外国人はちょっと日本人の優しさに甘えているのではないかと思うくらいです。

それは差別ではないと考えて生活しています。

差別を受け入れる

受け入れることも大切

私は、インドネシアで生まれ育ったわけではなく、親も両方日本人です。

そんな人間が、インドネシアで生きていくなら、やはりインドネシア人との違いを受け入れることも必要だと思っています。

元々、ここで生まれ育っていない、ルーツを持たないと言うのは、

曲げのようのない事実です。

 

いろんな差別を受けていますが、今ではある程度受け入れています。

子供たちや、私も含めて、そのようなポジションにいる人間としての心構えを持って生活すれば

ある程度の差別と言われるものも、あまり気にしないで生きていけるようになるのではないかと思っています。

 

日本では最近、差別を細かくカテゴリに分けて認識しているようです。

もちろん、差別してる方にも、差別をしてはいけないと気づかせる必要はありますが、

私が思うのは、差別にいかないまでの小さなことにいちいちフォーカスを当てなくても、

本人の気持ちの持ち様でいくらでも自分の気持ちを変えられる

と言うこともこれからは気づいていかなくてはいけないのではないでしょうか?

 

 

 

 

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