私はバリ島在住で、シングルマザーになってから11年経ちました。
日本のシングルマザーと海外のシングルマザーとでは悩みがすこし違うかもしれませんが
今回は、海外シングルマザーとしての悩みや解決法を、ご紹介します!
参考になると嬉しいです。

シングルマザーって大変だよね。。。
いろいろ悩みがあると思うけど、どうやって解決しているのかな?

私は海外のバリ島でシングルマザーをやっています!
日本のシングルマザーとの悩みの違いは、いいことも、悪いこともたくさんあるよ!
私の海外シングルマザーとしての悩みや解決法を、紹介するね!
シングルマザーの悩みと解決法
日本のシングルマザーの方々、仕事に子育てに大変な方々が多いと思います。
海外でシングルマザーを続けている私も、海外なりの悩みをたくさん経験してきました!
もし、日本のシングルマザーの方々がこれを読んで、少しでも問題解決のために参考にできるなら
と思い、経験談をまとめてみました。
- 自分はこのやり方でよいのだろうか?
- シングルマザーの仕事の選び方は?
- 悩んだときに、だれかに頼ったりできる?
- 生活費や学費などお金ついては、困らない?
などといった疑問があると思います。
さらに
- インドネシアでは母子家庭手当がない!
- 離婚した女性への蔑視が宗教的観点から少なからずある。
- 女性世帯の住まいのセキュリティ問題
- 仕事と子育ての両立をするためには?
など、海外ならではのシングルマザーの悩みもあります。
これらの問題を、どうやって乗り越えてきたのか?
ご紹介していきます!


海外シングルマザー悩みの解決方法はこれ!
先程にあげた、シングルマザーの悩みに対して、一つずつ私がこなしてきた対策をご紹介していきます!
バリ島で、しかも自分だけで2人の子供を育てるということは、正直本当に荷が重いですが、
それでも、毎日の家庭は楽しく、素朴で幸せな毎日を送れています。
こんなふうに普通にすごせる毎日の積み重ねで、子どもたちも成長していくんですね。
シングルマザーの悩みを解決するべく、次のステップで考えてみましょう!
- 目標を設定する
- 目標にあった仕事を探す
- 生活費の見直し
- スキルアップ

シングルマザーの悩みを解決する目標設定
シングルマザー、子育てのやり方や生き方に、正解はないと思いますが
「自分はこのやり方で良いのだろうか?」
と疑問に思うなら、一度立ち止まって考えてみてください。
そして、はっきりと目標を立ててみましょう!
目標に向かって一生懸命やっている、ということが一番のポイントだと思います。
シングルマザーの目標ってなんだろう??
人によって、それぞれ違いはあるかもしれませんが、
シングルマザーにとって、目標はたとえばこんなことだと思います。
- 毎日子どもたちが健康に生活する(子供の健康)
- 自分が子どもたちを支えるために健康でいる(自分の健康)
- 子どもたちを育てあげるための費用をなんとかする(お金)
これは、結構ポイントになる基本の部分です。
でも、ほぼ海外も、日本も、シングルマザーにとっては同じ気持ちではないかと思います。

シングルマザーの仕事選び方〜 目標に沿った仕事を探す
先程、シングルマザーとしての目標を立てました。
その目標を達成できるような、仕事をまず探してみましょう。
ただ、賃金がいいから、とか、好きな仕事だから、というだけではなく、
目標を達成するために見合った条件の仕事がよいと思うのです。
私が設定した目標は、子どもたちの健康をまもる、自分の健康をまもる、
そして生活費と養育費をなんとか賄う。。。
こうなったら、勤務時間やシフトなどで拘束される仕事は、
シングルマザーにはツライですよね。

シングルマザーには自営業か自宅で出来る仕事が向いている
私の場合、バリ島での仕事は、もともと自営業でワルン(小さなレストラン)を経営していました。
これは、私にとってとても都合が良かったのです。
もともと、離婚した夫はほぼ営業には携わっていなかったため、とくに問題なくレストランを経営し続けることができました。
ワルン経営での利点は次のとおり。
- 食事の支度の必要がない(お店で食べるまたは持帰り食べることができる)
- 自分の手が足りないときはスタッフに子供の送迎を頼める
- 自分の時間は比較的自由にとれるため、子供といられる時間がながい
- お店を拠点に友人などとの交流が増え、困ったときに助けてもらえることができた
などです。
バリ島では、「疲れているからお惣菜をちょっと買い足して。。。」というのがなかなかできないところです。
そんなとき、自分のワルンにあるものを食べていれば、困ることがありません。
しかも、スタッフがいるので、自分が作る必要がないため、自分は子供の世話や家事、仕事それぞれに手が回るのです。
日本で小さなお惣菜屋さんなどを始めるには資金がいるのかもしれませんが、
バリ島では比較的安く、物件も人件費も住むためあまり気張らなくてもなんとかなりました。
考えてみてください。
1日のうちに、何回も子どもたちのために食事の支度をしたり、買い物や洗い物をするだけで
何時間自分の時間を使っていますか?
その時間を、ワルンを経営することで、私は自由な時間が持てたことは、非常にラッキーだったと思います。
ワルンの仕入れは、最初は自分がやっていましたが、
段々とスタッフも出来るようにしてもらい、お店の料理も、私がいなくても作れるように教えておいたのです。
だから、
買い物も、食事の支度も、洗い物(ワルンで食事するときは洗ってくれる)も、
自分ですることはありません!
ただ、大変なことは、スタッフをまとめることや、味の管理、ワルンの運営などの責任はありますが
自由な時間が多いので、それはほぼ問題なくできていると思います。(ある程度は目をつぶります^^;)
子供との時間が取れる仕事をさがそう
たまたまレストランを経営してれば、いいですが、そうでない場合はどうしたらいいのでしょう。
在宅の仕事が一番シングルマザーには向いていると思います。
しかも、自分でスケジュールを組める、フレキシブルな仕事が良いと思います。
となると、
- フリーライター
- プログラマー
- ブログ運営
- クリエイター
などは、結構時間に拘束されないでも出来る仕事だと思います。
100%、いきなりこの仕事をするのではなく、副業で始めてから起動に乗せていく、
というやり方のほうがよいでしょう。

ええ〜!そんな、私スキルなんてないからムリ。。。
なんて言っているそこのあなた!
まだまだ若いのだから、これからもいっぱい勉強して、経験して、子どもたちを育てなければいけないのです。
出来ることなら、自分のスキルをアップして、収入を増やせたほうがいいですよね?
コロナ禍の今、実はバリ島は観光客がまったく来なくなってしまいました。
数ヶ月くらいでおさまると思っていたらなんとすでに1年半近くその状態が続いていて
さらにこれからも続くかもしれないし、もし観光が再開したとしても、はたしてすぐに経済復旧はできるのかも疑問なところです。
私も、レストラン経営ではもう収入がほとんどなくなってしまいました。
子供は大学生と高校生。
手はかからないけど、一番お金がかかる時期。。。。
ここは、一つ、新しい時代の波を感じながら、新しい世界の仕事へ飛び込むべきだ!
と感じたのです。

悩んだときに頼れる人はいる?
シングルマザーなら、ママ友や職場の人たちと仲良くしておくとよいですね。
同じような境遇の人ならば、きっとお互い助けあったり理解しあったりすることができると思うのです。
わたしの場合は、シングルマザーのママ友はいなかったのですが
それでも、私のことを理解してくれて、日中どうしても出かけなければならないときに
子供を預かってくれたり、学校のお迎えをおねがいしてしまったりすることがありました。
本当に彼女の家族には感謝しています!
できれば、普段からお友達をうちに呼んだり、遊びに連れて行ったり、
自分が手伝えるときは、友達のお迎えを手伝ってあげたり、などしたりして
お互いの関係を良好に保つ努力を普段からしておくと、困ったときにもお願いしやすいですね。
ときどき、ママ友も都合がつかないときもあって、困ったこともありましたが、
なんとか、綱渡りの子育てでした。みなさんもきっと同じ思いだと思います。
なにかぐちをこぼしたいときは、すこし年上の友達(子供つながりではない)
と、よく話をしたことがあります。
年齢がすこし上の人は、すでに子育ても終えていて、いろんな経験もしているので
話をすごくわかってもらえて、とても仲良くできています。
自分がいつも、真剣に生きていれば、
目の前にはきっと、手を差し伸べてくれる人がいるのです。
彼らはいつも手を差し伸べているわけではありませんので、
自分から、「お願いします!」とお願いしなければなりませんが
それでも、なにかのお手伝いをしてくれるのではないでしょうか?
シングルマザーだから、
人に迷惑をかけたくない、
人にかりを作りたくない、
と思うこともあるけれど、
自分は今大変で、子どもたちを守らなければ行けないのなら
すこし、自分の考え方を柔らかくして時々ご都合主義になっても、いいじゃないですか?
周りのひとに、たよってみましょう。勇気をだして、声をかけて見てください。

子供の学費や生活費をどうする?
シングルマザーは、はっきり言って子供の学費や生活費を稼ぐのが一番大変とも言えますね。
何より、お金が無ければ、子供も学校にいかせることができませんし、住むところも探せない。
ここはやはり、仕事しかありません。
わたしの場合、自分のワルン食事だったので、食費はあまりかかりませんでしたのですこし楽でしたが
家賃の支払いが、こちらでは1年単位(または数年単位で)まとめて払うので、とっても負担です。
まとまったお金を用意して置かなければならない!というとき、ほんとうに大変ですよね。
ここで、ポイントがあります。
崖っぷちになっても、ガンバってなんとかする!と思ってやってください。
きっと先が見えてきます。
バリ島って不思議なところで、本当になんとかなるんです。
もう、お財布にあと数千円しかないよ。というときも、
幸運の女神は舞い降りてきて、ポッとお金が偶然手に入ることがありました。(何度も!)
だから、諦めないで!
とはいえ、やはり、お金は稼ぐことが大切ですが。。。
日本は、その点では支援があるので、
行政の窓口に相談に行くのも一つの手だと思います!頼れるものは、頼ってみましょう。
自分の生活費を見直そう

やりくりに大切なのは、まずは自分たちの支出が、本当に必要なものなのか、を見直すことです。
そして、切り詰められるものは、切り詰めて行きます。
私も毎日の生活は、かなり切り詰めて生活をしていますよ!
でも全然苦になりません。今ではそれが当たり前ですから。
例えば嗜好品(コーラ、ジュース、お菓子)、これらは、体に害があって一利もありません。
今すぐ、お茶や麦茶などに変えるべきです。コストもだいぶ減りますね。
お菓子も、トースターがあれば、クッキーやパンなども焼けちゃいます!
ママの手作りお菓子なら、お子さんも大喜びです。
シャンプー、洗剤などは石鹸、重曹やクエン酸で全く問題ありません。
お風呂場もスッキリ!プラスチックごみも削減できるし、環境にも優しいので是非実行してみてください!




衣類も、汚れたと思っても、もう一度きれいにすることだって出来るものはたくさんあります。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を使えば、黒ずんだ衣類やシャツが蘇りますよ!
もう諦めていたけど、まだ全然着れるじゃない!っておもうので是非試してみてください。
詳しくはこちらの記事を読んでね。↓

生活を一つ一つ見直していくと、すこしお金を貯めることができますよね。
それを、今度は、投資に回していきましょう。
ただ、貯金をすることはあまり意味がありません。
自分で意識的にお金を運用することで、「お金に働いてもらう」ことができます。
少しずつ貯めていくと、福利効果と言って、どんどん大きくなっていくのです。
是非、節約しながらお金を貯めて、投資をしてみましょう!

シングルマザーはスキルアップしなければいけない理由
コロナ禍で、仕事がなくなってしまったり
自営業で、お客さんが減ってしまったりした方はとても多いと思います。
コロナ禍のあと、もう以前と同じ社会にはもどらないことを理解する
はじめは、「コロナ禍も数ヶ月で終わるだろう」と根拠のない期待を持っていました。
実はそれは、「平和」な時代を過ごしてきた、私たちの勝手な思い込みだった。。。
世の中は、もうあとには戻らない。もし、コロナ禍が過ぎ去ったあとでも、
昔と同じような生活はやってこないと断言できます。
なぜなら、
今まで普通だった、大した議題ではない会議のために、
電車に乗り、時間かけて会社に行き、大量のコピー用紙を使って資料を作り会議をしていたけど
その時代はも終わりです。
今は、家にいながら、オンラインで会議、資料はメールお手元に送ってある添付資料を御覧ください
という感じで、電車の移動も、スーツも、コピー用紙の資料もいらなくなっていきます。
もしかして、オフィスもいらなくなるかもしれません!
本当にこんな社会、やってきそうじゃないですか?
それなら、今からそんなふうにシフトチェンジを今からしていきませんか?

変化する社会を先読みしてスキルアップを目指そう!
新しい時代に合わせて、私達もスキルアップしていかなくてはならないですよね。
ネットでつながる社会変化し、
インターネットに関係するビジネスがこれからはどんどん発展してくでしょう。
これから私達が出来ることは、インターネット関連の仕事をどんどん掘り下げて行くべきです。
プログラマー、ウェブデザイナー、ライター、クリエイター、などのスキルは
これから、とても必要とされる人材になると思います。
なぜなら、インターネットの社会へと、世の中のフェーズが変化してくからです。
是非これからの時代に、取り残されることなく生き残って行けるようにスキルアップを目指しましょう!
スキルと言っても、資格だけではありません。
経験ももちろん、仕事につなげることができます。
なるべく多くのことを勉強し、経験をしていくことが、これから大切だと思います。

シングルマザーのスキルアップおすすめ
これらのスキルを磨くことが大事だと言うことはおわかりいただだけましたか?
私は、コロナ禍になってからブログについて勉強したり、投資の勉強をはじめました。
今は、とても充実しています。
こうして、ブログを続けて来られるのも、コロナ禍のタイミングがあったおかげだと感謝さえしています。
シングルマザーゆえ、家からあまり離れることができない、
子供の塾の送り迎えや、学校からの突然の招集、などにもフレキシブルに対応できる
仕事のスキルは、これから自分の武器になります。

シングルマザーの皆さんも、是非この大変な時をきっかけにして、
自分をランクアップしましょう!そして、自宅に居ながらにして、仕事を受注できたり、
投資をして、資産を増やしたり、することを目指しましょう。
おまけ:海外シングルマザーの悩み


冒頭であげた、海外シングルマザーの悩み、どうやって解決したの?
ということに、もしご興味があれば、ご覧くださいね。
インドネシアでは母子家庭手当がない!
日本では、母子家庭手当、というのがあるということですが、
インドネシアは、シングルマザーでも特に手当はありません。
結婚していたころ、小さな宿を経営していましたが、
経営のメインは私で、ホームページを作って集客したり、
朝食メニューを改善したり、インテリアなどを変更したり、
集客のアイデアは、やはり経験が豊富な私でなければできないことでした。
結局、自分だけでも生きていけるのに、夫(あまり仕事をしない)を養っているような形になって
正直、夫もあまりいい気はしなかったと思います。
しかし、夫が居ないと稼げないわけではなかったので、
私の場合は離婚して、かえって楽になりました。
自分のやり方について、文句を言われることはないし、
ご機嫌をとることもしなくていいし、ご飯の気遣いをしなくてもいいし。
大きな子供が一人、いなくなった、という感じです。
だから、母子家庭手当がなくても、全然平気でした!

離婚した女性への蔑視が宗教的観点から少なからずあるので
離婚の際は、この点、非常にいやな思いをしました。
離婚手続きをお願いしていた弁護士さんでさえ、
セクハラまがいの言葉をかけてきたこともありました。
離婚手続きの際に、村の役場で、村長さんや、村の宗教担当、などの担当者を集め協議にかけられました。
そのときの役員さんはもちろん全員男性です。(バリは男社会です)
このときもセクハラの言葉をかけられました。
でも、
別にセクハラの言葉をかけられても、自分がそれを真正面から受け止めなければいい
と自分に言い聞かせて、スルーしました。
だから、その問題はその時で終わり、です。特に心に傷も残っていませんが
バリの社会はこういうものだ、と改めて感じたことを覚えています。

女性世帯の住まいのセキュリティ問題
シングルマザーと、子供二人住まい、しかもインドネシアは離婚した女性を蔑視する風潮があるとなると
かなり警戒して住まいを選ばないといけません。
何回か引っ越しをして、気をつけないと行けないポイントがわかりました。
- 大家さんの人柄がなにより大事
- 大家さんと同じ敷地内に物件があること
- 犬を飼ってもよいところ
です。
大家さんの人柄がよくないと、後々、契約の問題などに発展したり、
不在中に、勝手に部屋に入られてものがなくなったり、などのトラブルが起きてしまうことがあります。
また大家さんと同じ敷地内に家があれば、(バリは一つの敷地内に家が何件か建っています)
泥棒などのセキュリティ対策にもなりますし、
離婚した夫が、勝手に家にやってくるなんて恐ろしいことは避けられます。
(バリ人は、知らない人のうちに入ることをあまり好みません)

仕事と子育ての両立をどうやって乗り越えた?
バリ島で子育てできたのは、なによりバリの環境が私に合っていたからではないかと思うのです。
離婚当時、子どもたちは4歳と9歳で、それほど手はかからない状態でした。
しかし、仕事に関しては、自分がすべてレストランのことをするには、大変すぎて
はじめの頃は子供がまだ起きないうちに、朝はやくに市場に仕入れにでかけて、
学校へ送ってから、仕込みの仕事をしたり、していましたが、
体力が持たず、はやりスタッフに徐々に任せるようにしていきました。
自分の体を大切にすることを、まず考えて置かなければ、
あとで、大変なことになってしまいます。
どうやって、自分なしで回せるようにするのか?
と、経営のシステムを自分なしでこなせるように作り上げることが、何より大切に感じました。
その結果、子どもたちの夏休みには、2週間程度日本へ帰国し
その間スタッフだけで、お店を切り盛りすることができました。
本当に、スタッフにも感謝しています。
スタッフだけで、お店を回すのは本当に大変な苦労があります。
現在でも、朝と夕方2回は必ずお店にチェックに行きますが
日本と違って、バリの人たちのコントロールは非常に大変と感じています。。。
本当に綱渡りのような生活を毎日続けてきたけど、
なんとか、ここまでこれたという感じです!
