どうしてバリ島でデモが起きたの?

バリ島デモが起きた理由 バリの生活

つい先日に、バリ島でデモが起きました。

ニュースでの映像をみると、警官は催涙弾を放ち、デモ隊の人たちは

警察のバスなどに向かって石などを投げつける過激な映像も目にしました。

一体バリで何が起きているのでしょうか?

 

現地の日本語情報誌の「じゃかるた新聞」や、現地の情報サイト「よりどりインドネシア」

ジェトロ(日本貿易振興機構)などのサイトから情報を集め、まとめて考えてみました。

バリ島のデモはなぜ起きた?

バリ島だけではなく、インドネシアのジャカルタやバンドゥンなどの都市でも起きていたようです。

問題となったのは、「オムニバス法」と言う法律を、政府が10月5日成立させたことが原因です。

オムニバス法って?

オムニバス法の目的は、インドネシアの雇用を創出するために作られた法律です。

現在、インドネシアの雇用人口は増えていますが、インドネシアでは製造業はあまり強くないため

高卒以上の就職口が少なくなっています。

この製造業などをもっと活性化させて雇用につなげて、

インドネシアの経済をより活性化させたいと言う狙いがあるようです。

 

現在、インドネシアは中進国と言う立場にあります。

この中進国の立場としては、実は経済的に発展しにくい理由があるそうです。

その理由は、後進国に対しては労働コストでは競争できず、

先進国に対しては、生産性や技術面で対抗できない状況です。

すると現在の中進国の状態から抜け出せない状態になってしまっているのです。

 

この中進国の状態から脱出させるためにも、海外企業の進出を容認し、

インドネシアで高い技術力を養い、そして生産性を高めて中進国から脱出することを目指しているのです。

どうして、デモが起きたの?

バリ島のデモどうして起きたの?

学生や若者たちが仕事を失う可能性があると心配

オムニバス法は、今まで規制してきた外国からの企業に関する法律規制を緩和させる内容になっているそうです。

そのため、今後は外国企業が今までより簡単にインドネシアで事業を展開しやすくなると言う見通しです。

外国の企業にとっては、非常に明るい見通しのオムニバス法ですが

インドネシア人たちにとっては、今後の雇用状況、

特に製造業に関する労働者の雇用が不安定になる可能性があると

不安を抱いているようです。

 

特に、大きな都市でデモに参加した人たちの多くは学生などで、

これからインドネシアで仕事を探していかなければならない世代が多かったようです。

環境問題に対する心配

バリ島のデモ環境保護

外国企業がたくさん進入してきて、プロジェクトを拡大して行った場合、

インドネシアの環境が破壊されてしまうのではないかと言う心配もあるようです。

 

早すぎる審議期間

実はこのオムニバス法は、インドネシア政府から2020年2月12日に国会に提出されました。

新型コロナウイルスの影響の中でも、6ケ月の間に多数の審議を国会で行われたようですが、

10月5日に成立しました。

あまりにも早く審議が終了し、スピード成立した法案のため、

十分な審議がされていないと、不安に思う人々も多かったのも、今回のデモの原因でもあるようです。

 

オムニバス法はどうして導入されたの?

なぜ今オムニバス法なのか?

現在、インドネシアでは、新型コロナウイルスの感染拡大はおさまっていません。

感染者がどんどん増えていて、バリ島は今までよりさらに大変な生活状況になってきています。

そんな時にどうして、オムニバス法を成立させなければいけないのか?と思い

調べてみました。

2019年、ジョコウィ大統領は、2期目の再選後、

これからのインドネシアの経済成長には、何が必要か考えたところ、

最近経済成長を続けているベトナムを見習い、オムニバス法を導入することを考えたそうです。

 

手続きの煩雑さをなくす

インドネシアでは、現在、製造業について複雑な認可の制度があり、これらをもっと簡単にして

認可をもっとスムーズにできる必要があると痛感したそうです。

 

確かに、実際私がバリでビジネスをする場合、許可をとるのには、

複数のお役所に回って、いろんな人のサインが必要でした。

時々、この煩雑さに漬け込んで意地悪され、

賄賂を請求されるケースがたくさんありました

 

しかし、これらの方法を一つずつ改正していくには、とてつもない時間と労力がかかるため

ベトナムで導入された「オムニバス法」と言う手段を導入することに決めたそうです。

これを導入することによって、ビジネス、投資関連の改定条例を一つの法律の下に集めることができ

時間をかけずに改正できると言うやり方なのです。

 

 

景気回復を狙う

バリ島デモはなぜ起きた?

現在、新型コロナウイルス感染拡大のため、低迷している経済状況を

なんとか回復させるためにも、オムニバス法により外国企業がインドネシアの経済に必要

考えたようです。

オムニバス法を導入することによって、経済回復と、経済改革を一気に成し遂げようと言う

目的があると言うことでした。

確かに、今インドネシアも(世界的にそうですが)経済状態は落ち込んでいますよね。。。

これで、外国企業が参入することにより、インドネシアにも資本が入り、

外国企業にとってもビジネスチャンスが広がると言うのであれば、

お互いにとって、経済回復の鍵になるかもしれませんね。。。

まとめ

私なりの勝手な解釈ですが、

オムニバス法は、そんなにデモ隊が衝突してしまうような悪い法案ではないのではないか?

と思うのです。

今まで、私がインドネシアで経験してきた、自分のビジネスの手続きについては

非常に煩雑で、はっきり言って、資本が少ない人には、ビジネスチャンスがないと言うくらい

必要な書類が多く、(その書類も、お金をかけないと作れないものが多い)

認可や許可をとるのには大変な苦労がありました。

 

さらに、その複雑な手続きを避けるために、「賄賂」を支払えば簡単に手続きしてあげる

と言うお役人もゴロゴロいるのです。

彼らが、この経済成長の妨げの一番の元です。

もし、そのような複雑で、意地悪な人たちが介入することのない

もっと簡単に認可をもらえるようになる手続き取れると言うのであれば

私は大歓迎です。

 

それに、認可をとって、ビジネスを拡大すれば、雇用だって増えますし、

経済だって回っていくのではないか??

なぜ、オムニバス法にそれほどムキになって反対しているのかしら。。。

 

もしかして、この複雑な認可のために、甘い汁を吸っていた一部のお役人たちが

これで、賄賂をもらえなくなってしまうから、心の中で焦って反対したのかもしれませんね。。。

一部の学生をお金で買い取って、デモに参加されることだって、可能な国ですから。

と、これは私の勝手な推測です。

間違っていたらごめんなさい。

 

ともあれ、ジョコウィ大統領は、インドネシアの経済復興と経済発展を目論んで

このオムニバス法を進めているということに関しては、インドネシアの今後の発展のために

色々と尽くしてくださっているのではないかと思いますが

みなさんどう思いますか?

 

ちなみに、バリ島は現在、平和な日々が戻ってきています

新型コロナウイルスの影響で、いまだに観光客はいない状況がすでに7ヶ月続いています。

いつまでこの状況が続くのか、不安な日々が続いています。

 

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