バナナの食べ方、皆さんどうやって食べていますか?
バリ島では、庭にバナナの木が生えているは普通な感じで、
とっても身近な果物なんです!
だから、いつもバナナと一緒。
今日はバリの人たちは、バナナをどんなふうに食べているのか、
ご紹介します!
バリ人のバナナの食べ方は?
南国のバリでは、バナナはなくてはならない果物です。
市場では、必ずバナナが売られていますし、
市場まで行かなくても、近所のワルン(売店)でも、必ずバナナは売っています。
それほど、バナナは身近なくだものなんです!

バナナを青いうちに収穫して熟成させる
バリの人にとって、バナナの木になった、ボリュームたっぷりのバナナは、財産です!
バナナ一本、いくら、という単位でいつも売られていますので、
たくさんの実がなったバナナは、結構な金額になります。
だから、盗られないうちに、早めに収穫してしまって、
袋に入れて1週間〜2週間寝かせて食べます。
袋に入れる時に、一度水洗いしてから入れておくと
早めに熟すと言われています。
私は、一度、熟しすぎて駄目にしてしまったことがありますが、
毎日、バナナが黄色くなってきたか、チェックしたほうが良いです。
バリでは、お祭りのために必ずバナナをつかう
収穫したての青いバナナも、お祭りの時に神前に捧げるお供え物として使われます。
神様に捧げるために、かならずバナナは入っていなければいけない果物です。
(バナナ、卵、ココナツのフレーク、は必ず入ります)
それだけ、人々にとっては、バナナはなくてはならない大切なものなんですね。

バナナの食べ方いろいろあります!
さて、いよいよバナナの食べ方です。
バリの人たちは、バナナは、おやつもしくは小腹の空いた時に食べるものです。
なのでほとんどそのまま皮をむいてたべるのですが、
バナナの中でも、火を通して食べる種類もあるのです。
茹でるバナナ Hot &Cold
バナナをグツグツをお湯で茹でて、熱々のバナナを皮をむいて食べるのも美味しいです!
また、その茹でたバナナを、冷めたら冷蔵庫に入れて冷やしておくと
ひんやり冷たくあまーい美味しいバナナになります。トロンとして、すごく美味しいですよ!
見た目は、黒くなってイマイチなので、遠慮される方が多いのですが
私は、茹でて、冷やしたバナナが大好きです!
茹でる用のバナナが一番美味しいのですが、普通のバナナでもできると思いますよ。
是非、ゆでバナナ、ホットで食べてもよし、冷やして食べても美味しいので試して見てくださいね!
バナナフリッター (ピサン ゴレン)
おなじみ、インドネシアのスイーツ、ピサンゴレン!
小麦粉を卵と水で溶いた衣で、バナナをまぶして油で揚げる、
バナナフリッターです。
あまーいのが大好きなインドネシア人は、揚げたてアツアツのピサンゴレンに、
シナモンとお砂糖をふりかけて食べます。
一緒に、バリ・コピ(バリのコーヒー)を飲みながら、が定番です!
赤ちゃんの離乳食に
インドネシアでは、バナナは子供の離乳食として非常によく使われています。
私も、こまった時は「バナナ」だけ。みたいに、
本当によく離乳食の時はバナナにはお世話になりました!
栄養価も高く、あまくて美味しいバナナは、赤ちゃんも大好きで、
とろっとした食感は、赤ちゃんにも食べやすいのです。
赤ちゃんに与える時は、スプーンで少しずつこすりながらあげます。
出先でも、赤ちゃんがお腹すいた時に、バナナをさっと取り出して上げれば、もうごきげん!
持ち歩くにもとても便利な果物なんです。

バナナジュース
完熟のバナナを、ジュースにして飲むのも、バリではとてもポピュラーです。
バナナと、相性のよいパパイヤや、レモンなどを一緒に入れてジュースにしても美味しいですよ!
甘さが欲しい時は、はちみつを足しても美味しい!
バナナパンケーキ
バリのホームステイに泊まると、必ずと言っていいほど、朝食のメニューにあるのが
このバナナパンケーキ。
普通、パンケーキというと、ふっくらしているのを思い浮かべますが、
バリのパンケーキは、どちらかというとクレープのような感じです。
チョコレートソースか、はちみつ、または
ココナツをすりおろしてブラウンシュガーなどと一緒にいただきます。
バナナの種類はたくさんある!
一口にバナナと言っても、バリでもたくさんの種類のバナナがあります。
一番手頃でよく食べられているのが、ピサンアンボン(ピサン・ヒジョウ)、
ちょっと高いけど香りがよくて甘い、ピサン・カユ、
甘酸っぱいくて甘い、バナナの中でもちょっと高い ピサン・スス、
バナナの中の王様と呼ばれる、甘さの強い ピサン・ラジャ
お猿さんたちに人気の小さな ピサン・マス
などなど。。。。
普段種の入ってるバナナを見かけることはないけど、
種入バナナ、何ていうのもあるんです!
青バナナ / ピサン アンボン
見た目はまだ若そうな青いバナナですが、
中はあまく、清々しい爽やかな味のバナナです。
スーパー、市場、ワルンなどで一番良く見かけて、
大きさも結構大きくて、値段は結構お手頃な(一本1000〜2000RP/7円〜15円ほど)
ピサン アンボン。
このバナナで、バナナフリッターや、茹でバナナにすることもできます。
甘酸っぱい ミルク味のバナナ / ピサンスス
ほかのバナナより、すこしふっくらしていて、短いフォルムのピサンスス。
お値段はほかのバナナよりすこし高めの、ちょっと高級バナナです。
我が家の庭にも、この種類のバナナが生えていてます!
いつもバナナの木に、花がさくのを楽しみにしているのです。
甘さの強いピサン カユ
フルーツガムの香りのような、独特な甘い香りが特徴の、ピサン・カユ
色も、きれいな黄色をしていて、すこし細めのスマートなフォルムです。
バナナの中でも、ちょっと高めの贅沢バナナと言われています。
あまーくて、みんな、このピサン・カユは大好きだけど、
このバナナは、食べ過ぎると、体の中が熱くなる(パナス・ダラム)になるのだとか。
体の中が熱くなる、というのは、単に熱が出るのではなく、
喉の痛み、頭痛、腹痛、便秘などの症状のことを言うらしい。。。
バナナの王様 ピサン ラジャ
ちょっと角張った感じの、ピサン・ラジャ。ラジャとはインドネシア語で「王様」を意味します。
バナナの王様?の割には、ずんぐりとしたあんまり見た目、かっこよくはないのですが、
その実は、甘くて独特の香り。
このバナナも、茹でて食べたり、バナナフリッターにしても美味しいですよ!
おさるも大好き ピサン マス
人の手のひらにすっぽりおさまってしまうほどのかわいいバナナ。
一口だけ食べたい、という時におすすめ!
香りは、それほど強くないのですが、甘みは結構あります。
この小さなピサン・マスは、熟しきってしまうと、皮がむきにくくなるので
完熟一歩手前で食べきるのがベストです!
どうしても、完熟のピサン・マスが食べたい時は、
ナイフで皮を剥いて食べます。
すごい栄養価!バナナは毎日食べたほうがいい。
庶民の味方、バナナ。
実は、その栄養価は、とても優れているのだそうです!
バナナに含まれる栄養価について
バナナは一本あたりおよそ86キロカロリー。
ご飯や、パンなどと比べると、カロリーは少なめです。
バナナに含まれる、糖質は、ご飯やパンなどに含まれる糖質とは違い、
バナナに含まれる果糖は血糖値が上がりにくいため、肥満になりやすいというものではありません。
さらに、食物繊維やオリゴ糖などを含んでいるため、便秘解消などの効果が期待できます。
また、ポリフェノールをたくさん含んでいて、実はぶどうよりも多く含まれています。
このポリフェノールは、抗酸化作用があり、体の中の活性酸素を取り除いてくれるため、
疲労回復や、老化防止などの効果が期待できます。
また、体の細胞の浸透圧を調節してくれる作用のあるカリウムも多く含んでいるため、
汗をかいたスポーツの後などに食べると、
ナトリウムやマグネシウムなどの電解質が不足することを防いでくれるなど、
体液バランスを整えてくれます。
このほかにも、美肌効果の期待できるビタミンB2、B6なども含まれていたりなど
非常に優秀な果物なのです!
まとめ
バリに住んで、バナナって、こんなに種類があって、
用途によって、食べ方があるのだということを知りました!
日本にあるのは、あまりたくさんの種類のバナナではありませんが
それでも茹でたり、フリッターにしたり、といろいろ試してみてください!
バナナの新しいおいしさが、みつけられると思いますよ!